秋田に来ました。
初の夜行列車に乗って。
用意された浴衣(?)と布団と宮沢賢治の小説を手に寝ました。

その微妙な高まりをどこかに書き残しておこうと思いましたが、ここしか遠くから書き残せる場所がありませんでした。
地元では友人たちがてんやわんやしているからお前も来いと電話もあったりして。(物理的に無理です)
素敵なことが色々な場所で起こっていることを微笑みながらの更新です。

ずいぶんとご無沙汰してばかりで、やめるか続けるか決めようとも思うのですが、これが自分のペースなんだなとも開き直っています。
書きたい時に書く。かけないときにかかない。
意味のないことや、人が見てあまりよくないと思うことは書きたくないという虚栄心が災いするのです。
自分の言葉に自信が持てなくなる。
自分の言葉が無意味に思える。
伝わってるのか、伝えられるのか。
そんなくだらないことを延々と悩んで、そんな風に悩む自分も嫌で、いつもほったらかしにしています。

でも思うのです。

言葉は思考の切り抜きで、言葉を発することをやめるのは理解をされなくてもいいと心を閉ざすのではないかと。
言葉は自分を縁取るもので、自分以上のものは出てこないのだから仕方ないんじゃないかと。

だから、こうして何ヶ月も何年もかかっても筆を置けなかったりもします。
とはいえ、電子空間に漂わせる自らの欠片にどんな意味があるのか、電子空間にかかわろうとする時間に生命の欠片があるのだろうかということも嫌味ったらしく考えています。

実益と価値。

単純になりきれない固まった頭とプライドをどうにかしなくてはならないのです。

ということで身近な自己改革をいくつか。

・しょうがないといいつつ諦めないことをやめる。
・無理なことを3日続けてみて果たして不可能か。
・朝起き抜けに、「レッツビギン、とにかくなにかを始めよう」と大声で言う(効果てきめん・・・らしい)
・ずるい自分から自分は逃げない。

**********

彼女の実家のお墓に行ってきました。
会ったことのないおばあちゃんの前で、手を合わせて祈って。
ご冥福をお祈りすると共に、こうしてここにいるのも何かの縁ですね、と一言添えて。
そんな風に出会いの不思議をかみ締めて。

*********

接客は、「心」を売る仕事だと。
恋人や大切な人に対してするように、あなたが接せばいいと。
近い感覚として、同じ時間帯に何回も入っていると、だんだんとお客様の顔を覚えてくる。
同じ人が来れば自然と笑顔になる。
注文のホットコーヒー一つにも、ブラックなのかアメリカンなのかミルクは一つか砂糖が三つなのかなどとお客様のお好みがある。
それを一生懸命やっていると次第に理解していく。

「お顔を覚えしましたので次からは大丈夫です」

そんなことをおばさまにこの間言ってしまった。

でもそのお客様は、いつも二人連れで特別なコーヒーを二つ頼んで、一人はブラック、一人はミルクのみで二人がけの席の廊下側の真ん中に座って、ミルクのお客様が手前に座ってブラックのお客様が奥に座るんだ。

別にルールじゃない。
公式でもない。
でも決まりごとのようにそう座る。
それが心地いいようにそうする。

村上春樹の小説にでもなりそうな話じゃないかな。
(あ、吉本ばななだったかもしれないけど。)
そういうのを素敵だとすごい思う。
そういうことを、スムーズにサポートしてあげられたら、幸せのお手伝いをしているような、そんな素敵な気持ちになれると思う。
きっとそういうところが、接客業の醍醐味なんじゃないかって最近思う。

顔を何度もあわせれば人は自然と親しい気持ちを抱くのはそうだと思う。
でも求められるのはおそらくまったく知らない人に対する善意。
一回しかこないお客様にいかに満足していただくか。
それが難しいのだろう。
そのためか、心の教育をする、とバイト先で言われて戸惑いながらも、ずいぶんしっかりとした職場だと関心する。

「あなたは何のために生きているのですか?」

と、店長との個人ミーティングで聞かれるらしい。
(他にも二つ設問があったが)
答えは大方決まっていて、どうにかそれを形にした職業につければ、と思う。
そして、ある程度の余裕をどうしても欲してしまう。

知り合いの社会人を見たり、自分の将来を思うと、残業というのが悪に見えてくる。
働いている人の生活を奪うし、これから職に尽く人の意欲を奪うし、そして現実にもう一人の人を雇う雇用の空きを奪う。
残業をして、果たして社会全体としてあがっていくのか。
残業漬けの毎日のその先の未来はと考えてしまう。

時間があるときはお金が無い、お金があるときは時間が無い。
それは確かだけど、ほどほどが何事も一番だと思うんだけどね。

*********

最後にどうでもよくないどうでもいい話。

今日、おそらく今までで一番おいしいご飯を食べました。
角館にあるまん馬やというお店です。
本当に満足。
味もそうでしたが、9時であらかたしまるこの町の中で、11時まで開いてるは、ブリーチ(ジャンプ)が全巻おいてあるわで素敵でした。
ちょっと喫茶店ぽい定食屋。

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